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日本獣医病理学専門家協会(JCVP)会員資格認定試験実施及び会員登録要項

(1997年6月21日制定)
(1998年4月1日施行)
(2001年3月3日理事会にて改正)
(2002年2月16日理事会にて改正)
(2004年2月28日理事会にて改正)
(2006年8月5日理事会にて一部改正)
(2010年7月2日理事会にて一部改正)
(2011年1月29日理事会にて一部改正)
(2012年1月18日理事会にて一部改正)
(2013年1月15日理事会にて一部改正)
(2014年1月7日理事会にて一部改正)
(2015年1月27日理事会にて一部改正)

[目的]

1.日本獣医病理学専門家協会(JCVP)規約第6条に基づきこの要項を定める。
本試験では,動物の病気の病理診断に関する知識と実践能力,および病気の発生メカニズムに対する理解力を問う。従って,これらの基盤となる獣医病理学総論および各論(産業動物,伴侶動物,実験動物)のほか,毒性病理学,免疫病理学,分子病理学に関する基礎的知識も問う。これにより,日本の獣医病理学専門家が備えるべき知識と実践能力の水準を明示し,獣医病理学専門家の質的レベルを一般社会に開示するとともに,獣医病理学の専門家を目指す人達に勉学の指針を与えることを目的とする。

[受験資格]

2.受験資格者はJCVP規約に定める研究および研修歴の他,以下の(1)〜(2)を満たすものとする。
(1)レフリー制度の確立した学術雑誌に獣医(実験動物および毒性を含む)病理学に関する筆頭著者論文が1報以上あること。
(2)JCVP指定研究会、JCVP主催セミナー(旧日本獣医病理学会主催スライドセミナー、卒後教育セミナー、獣医病理学研修会を含む)に合計3回以上参加していること。

[受験申し込み]

3.受験者は受験料2万円をJCVP事務局宛郵便振替振り込みの上,振替振込金受領証のコピーとともに所定の受験申し込み票,履歴書(研究歴を含む市販A4版,写真添付),および前項2(1)〜(2)に定める受験資格を証明する書類をJCVP事務局宛送付する。

[試験委員会]

4.会員資格認定試験委員会(以下試験委員会という)は試験問題の作成,成績評価および合格者判定を行う。
5.試験委員会には試験委員会委員長(以下試験委員長という)及び試験科目毎に科目委員長をおき,各科目委員長は理事会が指名する。
6.試験委員長は,試験委員会全体を統括し,出題作成要領の策定,出題および採点のとりまとめを行い,合否判定資料を作成する。
7.試験委員会委員はJCVP会員の中から試験科目を考慮して理事会が委嘱する。試験委員長および科目委員長の任期は3年とし試験委員長は重任できない。
8.試験委員会委員は理事会において指名された試験委員長,総論,画像,産業動物,伴侶動物,実験動物の各科目委員長,事務局より構成され,試験委員長は科目委員長を兼坦することが出来る。

[試験科目委員会と問題査読委員]

9.科目委員長は,試験問題作成の補佐として科目委員を2〜4名を選び試験科目委員会を組織することができる。科目委員会委員は科目委員長の推薦を得て理事会が委嘱する。また、筆記問題を精査するために、試験委員長は2名程度の査読委員を選ぶことができる。査読委員は試験委員長の推薦を得て理事会が委嘱する。

[試験科目]

10.試験科目は,全出願者が受験する獣医病理学総論,画像(ミクロ・マクロ)試験,鏡検試験と,事前に受験者が選択して受験する獣医病理学各論とする。獣医病理学各論については,3科目(産業動物病理学,伴侶動物病理学,実験動物病理学)中2科目を選択受験する。動物をまたがる問題は総論として扱う。
11.筆記試験の出題数は,獣医病理学総論60題,動物領域別各論各科目30題(2科目選択,合計60題),画像試験30題で,いずれも5者択一問題とする。各問1点,150点満点とする。
12.鏡検試験では,15症例のガラス標本を受験者に鏡検させ,病理診断に必要な様々な知識と能力を多角的に試験する。各問10点,150点満点とする。
13.合格ラインは,原則として試験の総合点の60%(300点満点で180点)かつ鏡検試験で50%(75点)以上とする。

[試験問題の作成]

14.試験問題案は別に定める試験問題案作成要領に従ってJCVP会員が作成する。問題作成にあたっては,基本的図書および雑誌を以下のように定め,筆記試験問題(総論,各論)の60%以上はこの中から出題する。また試験終了後,要求に応じて出典を開示する。

[基本図書](最新版)
動物病理学総論(文永堂)
動物病理学各論(文永堂)
動物病理カラーアトラス(文永堂)
獣医病理学実習マニュアル(学窓社)
Pathologic Basis of Disease(W.B. Saunders Co.)
Pathologic Basis of Veterinary Disease(Mosby)
Pathology of Domestic Animals(Elsevier)
Veterinary Pathology(Williams&Willkins)
Tumors in Domestic Animals(WILEY Blackwell)
Diseases of Poultry(Iowa State Press)
毒性病理組織学(日本毒性病理学会)
伊東毒性病理学(丸善出版)
Handbook of Toxicologic Pathology(Academic Press)
Fundamentals of Toxicologic Pathology (Academic Press)

[雑誌(過去3年間の発行分)]
Journal of Veterinary Medical Science
Veterinary Pathology 
Journal of Comparative Pathology
Journal of Veterinary Diagnostic Investigation
Avian Pathology
Toxicologic Pathology
Journal of Toxicologic Pathology

[試験期日・会場]

15.試験は毎年9月に行い,実施期日および会場ほか実施要領についてはJCVP会報およびホームページで告知する。

[試験実施委員会]

16.試験を実施するために,試験実施委員会を置く。試験実施委員は理事長が指名する。
17.試験は試験実施委員およびJCVP事務局で実施する。
18.試験実施委員は試験終了後,鏡検問題以外の解答の採点と集計を行う。鏡検問題については解答用紙を出題者に郵送する。

[守秘義務]

19.試験問題は試験委員会および科目委員会において,受験者に関する情報は試験実施委員会において管理し,それぞれの委員会に試験問題および受験者に関する守秘義務を負う。

[合否判定]

20.試験委員長は委員会を招集し,合否判定案を作成する。試験成績および合否判定案については,試験委員会の意見を添えて理事長に報告する。
21.理事長は前項の試験委員長からの報告を理事会に諮り,合否を決定する。
22.理事長より全受験者に対し,合否,受験者の科目別得点,総得点,それぞれの平均点ならびに合格ラインを通知する。受験者からの異議申し立てについては,文書で得点集計の誤りを指摘したものだけを受け付け,理事長より異議を申し立てた受験生に文書で直接回答する。

[試験結果の承認および公表]

23.試験終了後,試験問題,模範解答および試験結果(受験者数,合格者数,合格率,合格ライン,合格者名,および各科目平均点)をJCVP会報およびホームページ上で公開する。

[合格者の会員登録]

24.合格者は別に定める会員登録申請書に,会員登録料(5年間分の会費)3万円を添えて,JCVP事務局宛に申請する。

[問題の保管]

25.試験終了後,試験資料(問題,標本,採点資料,解答用紙,委員名簿等)はJCVP事務局が保管する。

[委員氏名の公表]

26.試験委員長の氏名は必要に応じて公表するが,他の試験委員および試験実施委員会委員の氏名の公表は行わない。

[年間日程]

27.試験実施に関する年間予定を概ね以下のように定める。
(1)JCVP理事会において試験委員会および試験実施委員会を発足させる。
(2)試験委員会において,試験の概要と科目委員を決定する。
(3)理事長よりJCVP会員へ問題作成を依頼する。
(4)事務局が問題を集計し,試験委員長および科目委員長へ配布する。
(5)科目委員長は科目と問題作成について打ち合わせる。
(6)科目委員長は問題案を作成し,試験委員長へ送付する。
(7)試験委員長は試験問題の最終調整を行う。
(8)各科目委員長から試験委員長へ試験問題最終案を提出する。
(9)試験委員長が試験問題を事務局へ送付する。
(10)事務局が試験問題を印刷する。
(11)認定試験は原則として9月第1土曜日とする。
(12)試験終了後,筆答および画像問題は試験実施委員が採点する。鏡検問題は出題者が採点する。
(13)事務局が採点結果を集計後,試験委員会で合格者案を決定し,試験委員長が理事長へ結果を報告する。
(14)理事長が試験結果を理事会へ諮問する。
(15)理事長が各受験者に試験結果を通知する。
(16)JCVP会報およびホームページに試験結果を公表する。

[資格認定試験実施及び会員登録要項の改廃]

28.本要項の改廃は,理事会の議決により行う。
29.本要項の内,受験者が必要な項目をJCVP会員資格認定試験受験ガイドラインとしてJCVP会報およびホームページに公表する。

[補則]

2004年2月28日以前に規定された認定試験に関する細則,内規,申し合わせは全て廃止する。