ご挨拶
大会長 渋谷 淳
東京農工大学共同獣医学科獣医病理学研究室
第6回JCVP学術集会の担当を一昨年のJCVP理事会及び総会にてご推挙いただき、2019年3月28日(木)と29日(金)に、府中市で開催いたします。偶然ではありますが、昨年度の第5回JCVP学術集会は岩手大学主催により盛岡にて開催され、東京農工大学と岩手大学で共同獣医学科・専攻を構成していることから、2年続いてのペア開催となる運びとなりました。
今年度は都心からアクセスが容易な京王線府中駅近くのルミエール府中(府中市市民会館)にて開催いたします。府中市は、約1300年前に武蔵野の国府が置かれ、古くから政(まつりごと)、文化の中心地として栄え、江戸時代には甲州街道の宿場町としてにぎわい発展してきました。府中駅周辺では、武蔵国の守り神をお祀りした約1900年の歴史を誇る大國魂神社と国指定天然記念物「馬場大門のケヤキ並木」などの歴史的資産を背景に、再開発されつつある駅周辺のビル街が見事に調和し、歴史と近代化を併せ持った魅力ある街作りが進んでおります。年々、JCVP学会は学会活動が盛んになっており、この機会に多くの獣医病理学を学ぶ学生と研究者が府中市に集い、府中市の魅力を感じていただきながら、実りある学会を開催したい所存です。
今回のJCVP学術集会のテーマを「獣医病理学の伝承―平成から新時代へ―」としました。平成という一つの時代が終わる歴史的な節目に立ち、獣医病理学のこれまでを振り返り、さらに、これからを見据えながら、次の時代への橋渡しとなるよう第6回JCVP学術集会を進めてまいりたいと考えております。
今年度もスライドフォーラム(第59回獣医病理学研修会)、特別講師によるスライドセミナー、チュートリアルセミナー、卒後教育セミナー及びポスターによる一般発表を企画しております。多数の皆様のご参加をスタッフ一同、心からお待ちしております。